人体の細胞数は約60兆個といわれ、構成細胞の種類は200種類以上あり、それぞれの細胞には寿命がある。体は常時細胞を補給できる状態になっており、幹細胞―前駆細胞(分化段階の細胞)―分化した細胞(成熟した細胞)の流れによって細胞を補給し人体を維持している。このしくみの中で重要なのが幹細胞からの細胞の分化であり、例えば、幹細胞を分化誘導する周囲の環境、つまり幹細胞と周囲の細胞との間の細胞間コミュニケーションが大きな役割を果たしている。気のエネルギーが気の遺伝子や気の幹細胞に与える効果を治療に応用する試みとして研究が開始されたのが本書のAST気功による気の遺伝子・再生技術である。